2013/03/03

Colds and music

体調は最悪だった。


火曜日の朝から予感はあった。何となく喉に妙な違和感を覚えていたのだ。
が、さほど気にすることもなく、仕事を黙々とこなし一日を終えたが、それは水曜日の朝には悪化の一途を辿っていた。
それでも何とか昼食を胃袋に流しこんだが、その直後から嫌な悪寒を感じ始める。
翌、木曜日の夜にはソロライブとスタジオリハーサルだ。金曜の夜もスタジオリハーサル。そして日曜の夜にはオカクラのライブ。
さすがにこれはまずいかもと、日の暮れ始める頃、僕は町医者の扉を叩いた。

受付を済ませるとすぐに、受付嬢が事務的な笑顔で体温計を渡してくれる。
問診票が書きながら、ふと体温計を見ると、なんと39度の表示!
これではさすがに自分の身体が自分の身体でないような感覚を覚えるはずだ。
苦笑いをしながら診察室に入る。
「インフルエンザの可能性があるので、一応検査をしておきましょうね」
息子のような年齢の若い医者が、綿棒の親玉みたいなモノを満面の笑顔で鼻に突っ込む。
おい、待てよ。そこは笑うとこじゃないだろ!

結果は陰性。
胸をホッとなでおろしたが、それで熱が下る訳でもない。
とにかく薬を貰い病院を後にした。

家に帰り、夕食を済ませると、早々にベッドに潜り込む。
身体というものは正直なもので、こんな時にはビールも欲しくないものだ。
咳が酷く、なかなか眠れなかったが、それでも明日の復活を夢見ていつの間にか深い眠りに陥っていた。


さて、ソロライブの日の朝である。
目覚めはそんなに悪くない。熱を測ってみると37度弱。まだ微熱はあるが歌えない程ではないだろう。
ただやはり咳が問題だ。歌ってる最中に咳き込むなんてことはもっての外。それは許されることではない。
ということで、その日の仕事はセーブ気味に。午後からはほぼ寝転んで過ごしていた。

夕方、ライブ会場である岡山デスペラードに入る。
まだ身体にはふわふわしている感覚が残っているが、さほど気にせず、リハーサルをこなし、本番の時間を迎えた。

僕の喉は特殊なのか、咳が少々あっても歌えないことはない。声帯と呼吸器疾患はまた別の問題なのだろう。
ただ息を思い切り吸えないのには閉口した。身体がいつも酸欠状態なのだ。
必然的に歌っていてブレスの数が多くなる。妙なところでブレスしてしまう。
それがオーディエンスにおかしく聴こえないように気を使いながら歌った。今回のソロではバラード系を主体に組んでいたのも奏をこうしていたように思う。

ライブ終了後はサンバンスタジオに移動してオカクラのリハ。
いや、正直言って、これは辛かった。

中一日置いて、土曜日の午後は、知り合いが主催している歌声喫茶でのギター伴奏のお仕事。
これは殆ど歌う事がないので、体力的には楽といえば楽。いや、しかし難しいぞ。

そして日曜日はオカクラソウルセットのライブ。
ほぼ一年ぶりのステージだ。

今回はジェンベの山下君を迎えてのセット。
バンドというものは面白いもので、ひとつ楽器が増えるだけで随分音が変わる。
かと言って、音を足していくだけではない。時には・・・というよりも、音を引いていく作業の方が多いように思う。

ライブ終了後、バーで某ドラマーに声をかけられた。
「オカクラさんは、ますます音がシンプルになったよね。音のひとつひとつがタイトで粒が立ってる。」

それがもっとも嬉しい言葉だった。

風邪に悩まされながらも何とかやり遂げた音楽漬けの1週間。
関わっていただいたすべての方たちに感謝です。
ありがとうございました。






2013/02/11

I'm alive

オフの日は髭を剃らない。
夕方には、結構な量の髭が伸びている。
手で触れて、じゃりじゃりとした頬の感覚を確かめると
生きているんだなぁ、と実感する。

生きている。
ただそれだけ。

生きている。
それだけのこと。


2013/02/10

The long goodbye


深夜の無料BSテレビって何でこんなに通販番組ばかりなんだろう。

一番新しいBS-TwellvもBSデジタル11も殆ど・・・と言うか深夜は全部通販。
もちろん他のBS局も似たようなもの。

かたや地上波は今や末期症状で、芸人が訳の分からない事やってる番組か、スポーツニュースしかやってない。

WOWWOWでいいのをやってなかったら、他にはもう見るものがない。
スター・チャンネルやCSの専門チャンネルに加入すればいいんだろうけど、そこまでテレビっ子じゃないし。

でも、先日はどっかの局で「M★A★S★H」やってた。
1970年公開の映画だ。
これ中学1年の時に見たんだけど、戦争映画だと思い込んで見に行った僕には全くと言っていいほど面白くなかった。
しかし、42年ぶり・・・この年になって見るとやたらに面白いではないか!
このブラックさは当時12歳の僕にはさすがに理解できないか。

この映画を撮ったロバート・アルトマン。
他にどんな映画撮ってんだろ、と思って調べてみたら、1972年にレイモンド・チャンドラーの「The Long Goodbye(長いお別れ)」を撮ってるんだね。
ご存知、私立探偵のフィリップ・マーロウが登場するハードボイルドだ。
見てみたいけど、きっとビデオ化はされてないんだろうな。